幼児期の英語耳づくりの前に

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大前提は,言語はあくまでも表現の手段に過ぎない,ということ。

  •  母語が日本語であるにしろ英語であるにしろ,はたまたバイリンガルであるにしろ,である。
  •  「語るに足る知見と精神(国弘正雄 英会話・ぜったい音読 続)」があって初めて,それを表現する言語にも意味がある。

少なくとも自分の子供に関しては,母語は日本語であって欲しい。

  •  この国は,平等という名の大義名分の下,差別や不平等がまかり通る国だから,いずれこの国を出て行く選択をすることは一向に構わない。
  •  日本を出て行きたくなったら,アメリカにでもイギリスにでも行けば良い。それでも,自分自身や祖先が日本人であることのアイデンティティーは,出来れば否定しないで欲しい。

英会話は,英語の内容を理解し,日本語で返答できれば,必要十分。

  •  これからの未来,グローバル社会において,母語も個々人の個性として認められる時代がくる(もう,来つつある)。
  •  AIももっともっと進化する。相手が話す英語を理解し,AIが自分の日本語を英語に訳したその内容が間違っていないことを確認できれば,最低限それで十分である。

だからこそ,徹底して英語を聞き取れる「耳」を鍛える。

  •  相手の話す内容を理解できずして,コミュニケーションは図れない。会話の大前提は,相手の話す英語を(日本語を聞き取るのと遜色なくレベルで)正確に聞き取れることである。
  •  自分が話す英語は,日本語なまりで構わない。日本の方言だって,日本人が聞き取れないものはたくさんある。正確に聞き取れるとは,相手の話す英語を,カタカナ英語で構わないから,オウム返しできることともいえる。
  •  カタカナ英語で確実に伝える必要は無い。仮に相手に伝わらないのなら,AIに日本語を訳させれば良い。AIが翻訳した英語を聞いて,即座に正しい翻訳になっていることが確認できれば,それで十分。

そして,話すに足る知見と精神を育てる。

  •  日本語で話すにしろ,英語で話すにしろ,大切なのは話す内容。博い教養を以て,論理的であること。
  •  逆に,せっかく良いこと話すなら,世界中の人々とも,日本人とも,ちゃんとコミュニケーションできる(相手の言っていることが分かり,それに対し自分の意見を言える)ように,英語耳は最低限ぜったい必要。
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